サンライズ出雲乗車記


起床〜到着まで

朝6時過ぎ、車内アナウンスで目が覚めました。
サンライズ出雲は岡山駅に近づいているとのことです。
岡山駅ではちょっとしたイベントがあり、それを見学することもこの電車の楽しみの一つ。
それはここまで連結されてきたサンライズ出雲と瀬戸の切り離し。
岡山から、山陰と四国、二つの目的地に別れ電車は進んでいきます。

朝早くから撮り鉄さんたち、張りきります。



なお、朝食を求めるのはこの岡山停車の時しかありません。
停車時間は後発となるサンライズ出雲でおよそ4分ほど。
写真ばかり撮っていては買い逃してしまうので注意。
私はちゃんと昨夜のうちに東京駅で買っておきましたので安心して写真撮影に専念できました。

車内に戻り、ミニサロンで朝食を食べます。



最大で8人が座れるスペースになっており、ここで朝食を食べている人が多かったです。

朝食後は、到着まで少し車内を探索してみることにしました。
興味があったのは、自分が宿泊したシングルツイン以外の部屋がどうなっているかということ。
この時点ですでに下車している乗客もいるので、空いた部屋の様子を見に行きました。

まずはノビノビ座席。



ここは寝台料金がいらず、乗車賃だけで済むリーズナブルなブース。
ただプライバシーは小さな仕切りのみで、当然イビキも響くでしょうし、私にはあまり合わないかも。
まぁ旅の醍醐味を味わうのなら見知らぬ人とここで雑魚寝できれば一番なんでしょうけど・・・。

ここはシングル。
これが標準の個室。狭い空間大好きな人なら落ち着くこと請け合い。



そしてソロ。シングルよりさらに窮屈となっていますが、寝るだけなら十分。当然料金も安めの設定。



残念ながらシングルDX、およびサンライズツインの様子は見れませんでした。
本当はシングルDXに泊まりたかったんですが・・・。

サンライズ出雲乗車の感激に浸っているうちに、電車は少しずつ終着駅である出雲市へ近づきます。
旅の始まりは本来ここからなのに、どうしてもさびしさがこみ上げてきます。
これもまた、寝台列車好きの人共通の思いなのではないでしょうか。
ここで過ごす、一瞬、一瞬がかけがえのない喜びなんですから。

そして電車は出雲市へ到着しました。
乗車時間およそ12時間。お疲れ、サンライズ出雲。



今回の旅でサンライズ出雲に乗車できて本当によかった。
願わくばいつまでも残り続けてほしい。
そして、トワイライトエクスプレスをはじめとする他の未経験寝台車にも絶対乗っておきたい。
改めて決意し、出雲大社へと向かいました。


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